私たちは、過去、現在、未来へと命のながれの中に存在し、生かされています。
この命が、あるのも、毎日おいしい食べ物を食べることが出来るのも、すべて、お父さんとお母さんのお陰です。
その又お父さんとお母さんがあることも、ご先祖様のお陰なんですね。
流産、死産といった場合は、悲しいかな運命かもしれません。
まだ、この世に出ることは早いですよ!と教えてくれているのかも知れません。
しかし、最近はまったく物でも捨てるかのごとく「人工中絶」といった殺人を、平気でされる方が増えています。
赤ちゃんは、一生懸命「生きたい。生きたい。」と頑張っているのです。それを親の所有物のように、親の都合によって命を絶つことは、殺人の何ものでもありません。
確かに、法律的にいえば「殺人」という表現は思わしくないかも知れません。
でも、法律は人間が作ったもの。命の尊厳は、誰もはかることが出来ないものです。
| 1.絶対に中絶は反対です。 |
| 2.中絶しちゃったら、供養はしなければなりません。 |
なんて、矛盾した意見だとおしかりをうけるかも知れませんが、これが仏教だと私は、教えられました。
最近の仏教は、死んだ後の儀礼のみに必要視されている感じがします。「葬式仏教」ともいわれるように、僧侶は、葬儀というオーケストラの指揮者のみになってしまっています。
先日、NHK放送「ブッタへの旅路」にも出ていましたが、亡くなりそうなとき(まだ生きています)に僧侶を呼んでお経をあげてもらっていました。これからもわかるように、僧侶は、人生という(生きている人間)オーケストラの指揮者でなければならないと思います。
冒頭に、過去、現在、未来の三世を言いましたが、これをご覧になられている、あなたの「今」が大切なんです。
過去の過ちを悔いてみても、過去には戻れない。それならば、今から何をしなければならないか?
いま、中絶を考えている方は、ちょっとまって下さい。
その原因が何であれ、新しい「命」が授かったんです。あなたの未来があるように、赤ちゃんの未来もあるんです。
よーく、よーく考えて下さい。その命は、2度と戻りません。
もう、中絶をしてしまった方は、過去の行いに懺悔して下さい。
その子の成仏を一生懸命願ってあげて下さい。
いつまでも悲しんでいても、その事実は変えられません。
いっぱい、いっぱい悲しんだら、今からは、その子のためにも、その子の分まで、「一生懸命生きて下さい」
きっとその子は、あなたのご先祖様と一緒に彼岸(仏の世界)で楽しく暮らしていることでしょう。
あなたは、此岸(欲や煩悩にまみれたこの世)で、様々な苦悩にたえ忍ばなければなりません。
あなたも、彼岸で生活が出来るように、「今」しなければならない実践行があります。
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の実践
この六波羅蜜を実践することにより、般若(単なる智慧でなく、どこまでも深まっていく智慧)が身に付いてきます。
ひいては、此岸にいながらにして彼岸に渡ることができます。
布施波羅蜜(ふせ) 布施をすること
持戒波羅蜜(じかい) 戒律を持って生きること
忍辱波羅蜜(にんにく) 堪え忍ぶこと
精進波羅蜜(しょうじん) 努力すること
禅定波羅蜜(ぜんじょう) 座禅すること
智慧波羅蜜(ちえ) 前五つの波羅蜜の実践によって得られる智慧のことです。
彼岸とは、我々が、生かされている事に感謝して、上記のような実践行をつむことで、仏道精進を歩むということなんですね。
彼岸を機に、先祖に感謝し、自分に自問自答する。
今、何をしなければならないか?ちょっと仏教に触れてみて下さい。
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